闘争

赤松要の「生存権の社会政策」論(メモ)

以前に研究会で池尾愛子先生の赤松要論を拝聴しましたが、そのときに僕は赤松要の生存権の社会政策論についてコメントしました(池尾報告には欠けている論点だったので)。以下はその赤松要の論を簡単に紹介したもの。メモ書きなので細部は無保証。 基本文献…

内村鑑三・森有正・住谷悦治の三項図式における客観的知識

上記で言及した論点についての補遺。図表が必要だが時間がないので後刻。 拙著『沈黙と抵抗』における内村鑑三・森有正・住谷悦治論を利用して、上記の宗教理念、「友愛・平等」そして社会的価値観が、当該する社会の中で客観的な知識の座をいかにしてしめる…

 「厚生闘争」の現代的意義

本家ブログで昨日、感想を書いた岡本裕一朗氏の『ポストモダンの思想的根拠』に連なる問題圏だと思うけれども、福田徳三の「厚生闘争」という考え方がある。これは「社会的必要」を満たす(労使間の)賃金闘争を意味している。従来の賃金交渉を福田は「価格…